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虫さされ~かゆみを起こす虫~

虫の仲間

虫さされは肌に炎症を起こすことでかゆみや痛みを発症します。 かゆみ程度の軽いものであればいいのですが、痛みや腫れ、むくみなどの反応が出ることもあり軽視できない場合もあります。

また虫さされによる炎症は文字通り、さされるだけではなく「吸血する」「噛む」「刺す」「接触する」実に4つのタイプに分類することができます

ここでは代表的な虫とその反応についてまとめてみます。

吸血する虫

吸血する代表格の虫「蚊」はメスが産卵のために吸血を行います。 刺された直後からかゆみを強く感じますが、特別な場合を除き、大きなトラブルにはつながりません。

ノミ

ノミは13℃以上の環境を住みかとしているため、家の中だと年中活動ができる吸血虫です。代表的なネコノミは体長が2~3mmほどで、さされると1~2日後に赤い発疹とかゆみがあらわれ、症状がひどい場合だと水疱ができることもあります。

ダニ

イエダニは寝具などに潜んで吸血します。人の皮膚に規制するヒゼンダニは高齢者施設などで集団感染するケースがみられます。

シラミ

人に寄生するシラミにはアタマジラミとケジラミ、コロモジラミの3種類が存在します。 シラミはオス・メス関係なく吸血し、かゆみや湿疹を引き起こします。 ただし、吸血できなくなると2~3日で死んでしまいます。

ブユ

ブユは体長は2mm~4mmの小さなハエのような形をした虫で、皮膚をかじって血を吸います。 通常、服に覆われていない場所に刺しますが、髪の毛や衣服に入り込んでさす場合もあります。 刺されてもすぐにはかゆみを感じませんが、数時間後にはかゆみを伴って赤く腫れあがってきます。

アブ

ハチサイズの虫で皮膚をかみ切って吸血します。 刺されるチクっとした激痛に襲われ、次第に激しいかゆみと腫れを起こります。

腫れは2日ほどで治る場合が多いです。

マダニ

皮膚に食い込んで吸血し、チクリとした痛みやかゆみ、内出血などが現れます。 ウイルスを保有するマダニに噛まれると発熱や腹痛など身体のあちこちに症状がみられ重篤になる場合もあります。 皮膚科で受診することが一番です。

噛む虫

クモ

かまれれると痛み感じます。赤く腫れて重症化することは少ないですが、殺虫する程度の毒をもっています。 逆にかまれたときは無痛で、時間を少し置いて痛みやしびれが表面化して時間の経過とともに患部が広がっていく猛毒タイプのクモもいます。 手がしびれて、後遺症が何日も続くような強烈なクモまでいますので注意が必要です。

ムカデ

噛まれると痛みをしっかり感じます。激痛・赤い腫れ・しびれることも多いです。 重篤になるとアナフィラキシーを発症することもあります。

刺す虫

ハチ

刺された瞬間に痛みを強く感じますが、強い痛みであっても通常は数日程度で回復してきます。 ただし、2回目以降ハチに刺された場合はアナフィラキシーショックを引き起こす場合がありますので注意が必要です。

接触による虫

チャドクガ

有毒の毛を持った幼虫です。ふれるだけでビリビリとした痛みや激しいかゆみが起こります。

虫さされであなどれない「アナフィラキシーショック」

全身のじんましんやむくみ、まぶた、唇、舌の腫れ、目の充血などが起こる「アナフィラキシー」というアレルギー症状があります。 この「アナフィラキシー」が重篤になると血圧低下や呼吸困難、意識障害を伴う「アナフィラキシーショック」という症状になりえますので十分注意が必要です。

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