1歳の歯磨きのコツ
虫歯予防のために1歳からできること

1歳になると、歯の本数が少しずつ増えてくることから「歯磨きの仕方はこのままでいいのかな?」と悩んでしまうことがあるかもしれません。歯磨きの方法は、歯が生えている場所によって変わります。

1.1歳になったら歯ブラシを使って磨いてみよう

前歯しかない0歳の赤ちゃんの歯磨きは、ガーゼを使って磨いている方が多かったのでは?1歳頃からある程度歯が生えそろってくるため
歯と歯の間や奥の歯をガーゼで磨くことは難しいため、、このタイミングで歯ブラシを使って磨く方法にシフトしていくことが多いでしょう。ガーゼで磨くのが難しいと感じたら、歯ブラシに移行するタイミングです。

2.1歳の赤ちゃんの歯磨きを上手にする方法

赤ちゃんの歯磨きは、なかなかうまくできず困ってしまうこともあります。むりやり磨こうとすると歯磨きが嫌いになる可能性もあるので難しいものです。

お口の中がよく見える体勢で歯磨きする

短い時間で歯磨きを終わらせるためには、歯磨きをする体勢が大切。おすすめは、抱っこした体勢です。授乳するときのように赤ちゃんを抱っこしてみましょう。歯磨きに慣れてきたら、正座をしてひざを少し開き、赤ちゃんの頭をひざに乗せるようにして磨くとお口の中がよく見えます。

赤ちゃんのお口に合った歯ブラシを使う

まだ奥歯が生えていなかったり、歯茎を傷つけてしまうことが心配だったりする方は、シリコンタイプの歯ブラシを選んでみてください。小さな隙間の汚れを落としづらいというデメリットはありますが、優しく歯磨きをすることができます。

赤ちゃん用の歯ブラシを選ぶときは、ヘッドが小さいものがおすすめです。小さなお口の中でも小刻みに動かしやすいため、汚れをしっかり落とせます。歯ブラシを自分で握るようになったら、赤ちゃんが握れるようにハンドルがついているものや、ストッパーつきのものを選びましょう

歯ブラシを小刻みに動かして1本ずつ磨いていく

赤ちゃんが歯磨きを嫌がると難しいかもしれませんが、できるだけ歯は1本ずつ磨きます。5mm幅を目安に小刻みに動かしてください。

3.1歳の赤ちゃんには歯磨き粉を使うべき?

歯磨き粉を使い始める目安は、自分でうがいができるようになる頃です。1歳半から2歳前後になると、ぶくぶくうがいができるようになる子がいます。それまでは、無理に歯磨き粉を使う必要はありません。歯磨き粉を誤って飲み込んでしまう可能性があるためです。

歯磨き粉に早いうちから慣れさせたいということであれば、うがいがいらない歯磨き粉を選ぶとよいでしょう。

4.1歳になったらフッ素を塗ったほうがいいの?

虫歯予防に効果的なフッ素。乳歯が虫歯になると永久歯にも影響が出てくるため、歯を守るためにもフッ素の塗布を考えている方もいるかもしれません。フッ素塗布の時期は明確に決まっていませんが、生えてきた乳歯を守るために、最初の1本が生えてきた段階で塗り始める方もいます。フッ素塗布が気になる方は、始めやすい市販の虫歯予防用のフッ素や歯医者さんに相談してみましょう