子どもの歯磨きを習慣にするには?
歯磨きを習慣化の3つのポイント

できることなら、子どもに歯みがきの習慣をしっかりつけさせたいもの。歯みがきを嫌がる子どもが多いなか、どのようにすればうまく習慣化できるのでしょうか。ここでは、歯みがきを習慣にするための3つのポイントをお伝えします。

1.子どもの歯みがきはいつから習慣づけるべき?

子どもの歯みがきは、乳歯が生えてきたタイミングから始めます。1本でも生えてきたら歯みがきを始めましょう。といっても、最初から必ず歯ブラシで磨く必要はありません。ある程度生えそろうまではガーゼ磨きでもOKです。

2.歯みがきの習慣が大切な理由

「乳歯が虫歯になっても永久歯に生えかわるなら、大丈夫なのでは?」と思うかもしれません。たしかに乳歯が抜けてしまえば虫歯はなくなります。

しかし、乳歯の虫歯菌が神経にまで達すると、乳歯の下で育っている永久歯に影響がでる場合もあります。そのため、乳歯の段階から歯みがきを習慣にしておくことが大切だと言われています。

3.歯みがきを子どもが自分で習慣化する3つのポイント

歯みがきを習慣化してほしいと思っても、なかなか思うように子どもが磨いてくれないこともあるでしょう。そのようなときは、歯みがきに少し工夫をしてみると習慣にしてくれることがあります。

時間帯を決めて歯みがきする

まずは、歯みがきをする時間帯をいつも同じくらいにしてみてください。そうすることで、子どもが「そろそろ歯みがきの時間だ」と認識し、自主的に歯みがきをしてくれるようになります。

できれば「ご飯を食べる」→「お皿の片付けをする」→「歯みがき」のように、一定の流れを作りましょう。

歯みがきを楽しいものだと思ってもらう

歯みがきを嫌だと思われてしまうと、子どもはなかなか磨いてくれません。しかし、少しでも楽しいものだと思ってくれると、子どもから歯みがきをしてくれるようになります。

歯みがきを1回するごとにシールを貼ったり、歯みがきとゲームを連動させたりしてみてください。「10数えるまでお口を開けておこうね」と、子どもと会話をしながら歯みがきするのもおすすめです。

歯みがき後のご褒美を作る

虫歯の原因となる糖を含んでいないものや、歯みがきケア用のアイテムなどを活用して歯みがきの後にご褒美を作ってあげるのもよいでしょう。「歯みがきをすればいいことがある」と思ってもらえると、自然と子どもが歯みがきに興味をもってくれるようになります。

ただし、歯みがきをした後に普通のお菓子は与えないように注意してください。虫歯の原因にならないキシリトールを使ったものを選ぶことが大切です。