仕上げ磨きのコツは?
いつまで必要?
仕上げ磨きの方法とタイミング

子どもの歯を守るために大切な仕上げ磨き。「どうやって磨くの?」「いつまでやるべきなの?」とお悩みの方も多いでしょう。正しい方法で仕上げ磨きをして、子どもの歯の健康を守りましょう。

1.仕上げ磨きが必要な理由

仕上げ磨きは正直、面倒だな…と感じている方もいるかもしれません。しかし、子ども一人ではきれいに磨くことが難しいため、大人の手で仕上げ磨きをしてあげることが大切だと言われています。また、仕上げ磨きできれいにすることで、子どもの永久歯を守ることにもつながります。

2.仕上げ磨きをするタイミング

仕上げ磨きは毎食後にしてあげることが理想です。しかし、お昼は子どもが幼稚園、保育園や学校に行っていることも多いため、ご飯やおやつの度に仕上げ磨きをすることは現実的ではありません。

1日に2回、もしくは1回を朝ごはんや夜ごはんの後を目安にしてみてください。寝ている時は唾液が少なくなり虫歯ができやすくなるため、夜ご飯の後はできるだけ仕上げ磨きをしてあげるようにしましょう。

仕上げ磨きの方法

仕上げ磨きの方法は、決して難しいものではありません。コツをつかめば難なくこなせるようになります。

軽い力で磨く

歯磨きはついつい力を入れがちです。しかし、仕上げ磨きはごくわずかな力を入れるだけでOK。毛先が広がらない程度の力加減が最適です。

力を入れすぎると歯がすり減ってしまったり、歯茎に負担がかかったりするため注意しましょう。歯がすり減ることでエナメル質が削れ、かえって虫歯になりやすくなることがあります。

歯ブラシを小刻みに動かす

仕上げ磨きをするときは、歯ブラシを小刻みに動かしながら1~2本ずつきれいにしていくことが大切です。まずは、歯と歯茎に対して垂直になるように歯ブラシを当てて、表面の汚れを落としていきます。

次に歯ブラシを少し斜めにして歯と歯茎の間の汚れを落とすように磨きましょう。かみ合わせの部分は汚れがたまりやすいので、こちらもしっかり磨きます。

3.仕上げ磨きはいつまで必要?

仕上げ磨きは何歳まで必ず行いましょう、という決まりはありません。可能であれば、中学生になっても永久歯が生えそろうまでは仕上げ磨きをしてあげるほうが良いでしょう。しかし、現実的には、難しいので、小学校3~4年生頃までは仕上げ磨きを行ってあげるようにしましょう。これくらいの年齢になるまでは、どうしても子どもだけでしっかり磨くことが難しいためです。

子どもの発達を見ながらフォローしてあげてください。

4.仕上げ磨きを嫌がられないコツは?

仕上げ磨き=痛い、怖いと思われると、嫌がられることが多くなります。上からのぞきこむと顔に影が入り暗くなることと、しっかり磨いてあげようと険しい顔になっているかもしれません。磨くときは、手にも顔にも力を入れすぎないことが大切です。また、上の歯を磨くときは、歯と歯茎をつなぐ筋の部分に当たると痛がることが多いため気をつけましょう。普段から口元に触れることで触られることに慣れさせることも有効です。